GE製 DXA骨密度装置 Prodigy
5つの特長
1、腰椎、大腿骨450点測定完全対応 ワンスキャン装備、 従来20分かかっていた検査が同時撮影で約5分で完了します。
2、ポジショニングと解析がすべて自動です。
検査の流れをスムーズにし、人間の工数を極力排除す ることにより 再現性が格段 に向上します。
3、最新の臨床ニーズに対応
全身骨密度と同時に脂肪量、筋肉量が部位ごとに単位で算出可能です。 また骨密度だけではなく骨強度判定も可能です。(薬事承認はGEのみ)
4、安全性にこだわった最新技術採用
DEXA初のデジタル検出器採用により胸部撮影の5分の1という低被曝化を実現しました。またその散乱線の少なさから設置に関しても操作部同室が可能など運用しやすい設計です。(X線源から1mのポイントで3μSV/h)
5,数値の汎用性と信頼度
骨粗鬆症学会診断基準値に指定されており治験、研究等にも対応可能な機種です。 他社からのデータも引き継げます。(腰椎正面、大腿骨)
知っているようで知らない 「日本の骨粗鬆症の現状」
すでに市民権を得たと思われる「骨粗鬆症」という病名ですが、意外と国内の現状は知られていません。そこで、これまで様々な方から受けた質問とその回答をまとめてみました。
骨粗鬆症の患者数は?
治療を受けているのは?
日本国内で骨粗鬆症患者の数は約1,100万人と推測されています。
そのうち治療を受けているのは20%に過ぎないと言われています。
1)治療をすれば本当に改善するの? 他の国ではどうなの?
わが国における大腿骨頚部骨折の発生数は、1987年の調査以来増え続けています。これは骨粗鬆症患者の増加と比例しています。一方、フィンランドでは高齢者が増えているにも関わらず、50歳以上の大腿骨頚部骨折患者数は減少に転じており、カナダでも同様に骨折患者数が減少しています。これはDXA装置などの普及で診断の機会が増え、ビスフォスフォネートを中心とした薬剤治療の普及が大きな原因と考えられます。
2)なぜ治療を受けない人が多いのか? 機器が普及していないから?
骨密度測定には様々な方法、装置があり、簡易的な測定装置やMD法(手骨の X線撮影での測定)を含めればかなりの数の医療機関で検査が受けられます。それにも関わらず治療を受けている人が少ないのは骨粗鬆症に対する医療機関の意識が低いためと考えられています。骨粗鬆症は他の疾患と違い、明確な痛みや日常生活において支障があるわけではありません。そのためか積極的に「骨折予防」を標榜して治療を行っている施設そのものが少なく、また健診で要精検と診断されても、長年に亘って治療を継続できるような受け皿となり得る施設が少ないのが実情です。実際大規模な総合病院でも躯幹骨DXA装置を持っていない施設が少なくありません。