物忘れには、人は年齢を重ねると誰でも多少は経験する加齢による自然な変化としての「もの忘れ」とアルツハイマー型認知症などの疾患によるもの忘れがあります。
認知症によるものは、もの忘れのみならず日常生活にも様々な影響があることが特徴です。
物忘れ外来ではどんな診察をするの?
当院の「物忘れ外来」では、認知症などの老年精神医学を専門とする医師が診察を行い、血液検査・認知機能検査・画像検査(MRI/CT)を組み合わせて総合的に判断します。
以下のような症状のあてはまる方は一度受診を考えてみてはいかがでしょうか?
● もの忘れがひどいと感じる
- 同じことを何度も繰り返す
- 置き忘れ・しまい忘れが増える
- 物をなくし、「盗まれた」と言うことがある
● 判断力や理解力の低下
- 料理や運転でミスが増えた
- テレビ番組の内容が理解できなくなった
● 性格や行動の変化
- 些細なことで怒りっぽくなった
- 周囲への気づかいがなくなり頑固になった
- 以前に増して意欲がなくなり、身だしなみを気にしなくなった
認知症は早期発見・早期治療が重要です
認知症は完全に治すことが難しい病気ですが、早期診断によって進行を遅らせることが可能です。
生活習慣の改善や介護サービスの利用に、適切な薬(ドネペジル、メマンチン、ガランタミン、リバスチグミン、レカネマブなど)を組み合わせることにより、進行を遅らせることが実証されてきています。
もの忘れでお困りの方がいらっしゃいましたらご相談ください。
診療案内|物忘れ外来の担当医・曜日
- 診療日:毎週金曜日
- 担当医師:互 健二 医師
- 専門資格:
・日本老年精神医学会 認定専門医
・日本精神神経学会 認定専門医